2022.02.18
コンパクトながら高音質・高性能を誇るLED電球スピーカー「LST-SE300」。
2015年に初代「LSPX-100E26J」を発売して以降、アップデートを重ねながら徐々にファンを拡大してきましたが、実際のところどのように使われているのでしょうか。
今年で愛用歴5年になる栗原泉さんに、日頃の利用方法をお聞きしました。
海外アーティストの通訳や歌詞の対訳も手掛ける、フリーランスの音楽ジャーナリスト。『ブレない子育て』(KADOKAWA)も上梓。
※撮影時のみマスクを外していますが、取材は常時マスクを着用して実施しております。
——ソニーのLED電球スピーカー「LST-SE300」を購入したキッカケを教えてください。
もともとは「キッチンにスピーカーを置きたいな」と思って、2017年に前機種のLED電球スピーカーを買ってみたんです。
キッチンのような水回りにスピーカーを置こうとすると、どうしても置き場所に困っちゃいますし、無理に置けばキッチンが狭くなってしまいますよね。
でも、電球型のスピーカーなら天井に吊るせば置き場所にも困らないし、水に濡れてしまうこともありませんから、「こんな解決法があったんだ!」と飛びついたのを覚えています。
——他メーカーも電球型スピーカーを販売していますが、その中からソニーを選んだ理由を教えてください。
確かに、他社製品にはもっと低価格のスピーカーもありました。でも、「値段とクオリティは比例する」と考えると、やっぱりソニーがいいかなと思ったんです。実際に他社の製品も買いましたし、そちらも値段の安さを考えれば、決して性能は悪くありません。でも、「LST-SE300」と比べるとどうしてもデザイン性に欠けちゃうんです。
——デザイン性というと?
実際にランプシェードに付けるとわかりますが、「LST-SE300」は相当計算されたデザインだと思うんです。そっけないデザインに見えて、実際に使ってみるとどんな照明に付けてもカッコいいし、サイズ感もびっくりするほどピッタリ。他の電球型スピーカーと比べれば一目瞭然で、他社の電球型スピーカーも試しているからこそ、ソニーのデザイン性の高さには感心します。
——栗原さんもおっしゃったように、「LST-SE300」は安くないので、購入を躊躇するという声も届いています。
耐久性などを考えると、決して高くないと思いますよ。安価なLED電球って、あまり長持ちしませんよね。正直、「LST-SE300」を買うときも電球の寿命については心配しました。一般的に、スピーカーは使えば使うほど音が馴染みますが、電球はそうはいきませんから。
でも、実際に「LST-SE300」を使ってみると、ハードに使用しても電球としての安定性がまったく損なわれないことがわかります。他社製品と比較しても明らかに違いますよ。購入を躊躇している人たちは、ぜひその点にも注目してほしいですね。
——栗原さんは、どんなシーンで「LST-SE300」を使っていますか?
キッチンの天井照明としてペンダントライトに付けていて、主にAlexa経由で音楽をかけてもらったり、Kindle本を読み上げてもらったりしています。音もすごくクリアで、息遣いまでくっきりと聴こえてくるからすごく楽しいんですよ。
もともとキッチンではスマートフォンで音楽を聴いていたのですが、フライパンで炒めものをしたり、シンクでお皿を洗ったりしていると音がかき消されちゃうんですよね。そんなときでも、「LST-SE300」ならクリアに音が聴こえるんです。
それに、上から音が降ってくるというだけで、音質も3割増しくらい綺麗に聞こえるんですよ。本当に新体験でした。「LST-SE300」を使い始めてからは料理中の楽しみも増えて、ライフスタイル自体が豊かになったと思います。ちなみに、寝室でも使っていますよ。
——「LST-SE300」ではどんな音楽を聴かれているんですか?
絶対的にEDMですね。音楽のリズムに連動してライトの色が切り替わるので、一瞬で部屋をクラブのような空間に彩ってくれるので、友だちを招いてのホームパーティなんかでも活躍してくれます。ライトのカラーも自分で選べるので、例えば青色にすればスペーシーな空間になるし、その日の気分に合わせて色を楽しんでいますよ
——栗原さんは、どんな人に「LST-SE300」をオススメしたいと感じますか?
個人的には、スピーカーマニアじゃない人にこそオススメです。スピーカーは、ハイレゾリューションオーディオなどにこだわり出すとキリがないうえに、お金もかかります。でも、「LST-SE300」はBluetooth®接続でしか使えないという、ある種の“潔さ”がありますから、「気軽に綺麗な音を楽しみたい」という人にうってつけだと思います。
——では逆に、今後期待するポイントはありますか?
今後に期待したいのは、LDAC™(エルダック)に対応してほしいということと、5GHz帯のWi-Fiネットワークに対応してもらいたいということでしょうか。Bluetooth®だと、どうしても周波数的に電子レンジなどと干渉してしまうので。
あとは、繋げられる電球の数を増やして、「パーティーモード」「マルチルーム再生」などができたら素敵ですよね。絶対に買い足します!(笑)
——それでは最後に、改めて「LST-SE300」の魅力を教えてください。
やはり使い勝手の良さ、デザイン性の高さが際立っていると思います。インテリアとして見ても、これだけ部屋に溶け込むスピーカーは他にありません。スピーカーのデザインって、どうしても存在感が強くなりがちですが、これだけ主張せずに高音質を出せるというのは素晴らしいことですよ。